Mitaka in dome

概要

地球から宇宙の果てまでを描き出すリアルタイム3Dスペースエンジン:Mitaka Pro

Mitaka Pro は、オープンソースソフトウェアとして公開された国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U Project)の Mitaka をベースに、使い勝手や機能の向上を行った派生版です。

Mitaka Pro は、 フリーソフトウェア Mitaka Plus をベースとして、シアター上映システムへの組み込みやカスタム開発、ユーザーサポートなどを提供する、有償のハイエンドソリューションです。

機能リスト

Mitaka Plus に対して追加される機能を紹介します。

各種立体視表示への対応

Mitaka Plus のアナグリフ方式による立体視表示に加え、様々な立体視表示機器への出力に対応します。

  • 水平分割立体表示
  • 垂直分割立体表示
  • 時分割立体表示(Quad Buffer)
  • パターンマスク(裸眼立体表示)
  • 複数台のPCによる連動立体表示

複数台のPCによる同期動作

ネットワーク通信によって複数台のPC上での Mitaka Pro を同期動作させることができます。多画面投影を必要とする大型シアターでの利用に必要となります。Mitaka Plus / Pro で大幅に拡張された各種機能やスクリプト制御を同期させるため、Mitaka Pro のネットワーク通信機能は Mitaka のものと全く異なるプロトコルで新規開発されています。

※ Mitaka Plus ではネットワーク通信は無効化されています。

曲面スクリーンへの投影に対応

ドームスクリーン等の曲面スクリーンへの投影に対応するため、歪み補正とエッジブレンディング補正機構を内包しています。Mitaka ではこれらの機能を外部DLLにより実現していましたが、より細かな動作制御と実行速度向上のため、Mitaka Pro これらの機構をプログラム内部に結合しました。


スクリプトによる外部機器との通信

ユーザがスクリプト機能を拡張して、独自の外部機器を制御したり状態監視を行うことができます。これにより、シアターのプロジェクターや調光、音響機器の制御、操作卓からの Mitaka Pro の操作などが可能になります。 また、既存の光学式プラネタリウム投影機との連動も可能になります。

高解像度の連番画像・動画書き出し

大型シアターでの上映番組制作のために、画面サイズを超える解像度での静止画および動画書き出しが可能です。スクリプトによりあらかじめ作成された動作を順次レンダリングしていくため、コマ落ち無く最高画質での映像書き出しが可能になります。

ドームマスター表示と書き出し

Dome Masterドームシアターでの利用に対応して、業界標準であるドームマスター(魚眼)形式でリアルタイムに表示を行います。また、ドームマスター形式でも高解像度連番画像・動画の書き出しに対応しています。


その他のカスタム開発に対応

特殊な機器への対応やコンテンツの開発など、ご要望にあわせたカスタム開発をお請けいたします。

ユーザーサポート

導入に際してのご相談から機材の設置、運用上のアドバイスやトラブル対応などを、ユーザーサポート業務としてお請けいたします。


開発者

Mitaka Pro の開発は、高幣 俊之 (ORIHALCON Project, 元4D2U Project / 理化学研究所)が行っています。
Copyright(c) 2007-2008 高幣 俊之, 加藤 恒彦, 4D2U Project
開発協力: 天文学とプラネタリウム(http://www.tenpla.net/)

オリジナルの Mitaka は、加藤 恒彦氏(大阪大学 / 元4D2U project)が開発を行っています。
Mitaka: Copyright(c) 2007 加藤 恒彦, 4D2U Project

お問い合わせ

Mitaka Pro は (株) オリハルコンテクノロジーズ が販売を行っています。導入のご相談や御見積については、こちらのフォーム にてお問い合わせ下さい。